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コンタクトレンズ処方で眼科を受診する際の初診料や流れを解説2025.07.09 ブログ

コンタクトレンズ処方で眼科を受診する際の初診料や流れを解説

コンタクトレンズを初めて購入する方の中には、「眼科での初診料はどのぐらいかかるの?」「処方までの流れは?」といった疑問を持っている方も少なくありません。

眼科では目の状態を検査して、それに基づいて適切なコンタクトレンズが処方されます。初診料は眼科医院によって少し異なりますが、目安を知っておくと安心できるでしょう。

この記事では、眼科でコンタクトレンズを処方してもらう際の初診料や流れを解説します。

初めてコンタクトレンズの処方を受ける方は、参考にしてください。

コンタクトレンズの使用を始める前に必ず知っておきたい基礎知識

コンタクトレンズは直接目に触れるため、基本的な知識を知っておくことは大切です。安全に使い目の健康を維持するために、以下の知識を理解しておきましょう。

コンタクトレンズは高度管理医療機器

高度管理医療機器とは、体に直接使い、使い方を間違えると健康に重大な影響を与えると考えられている医療機器です。コンタクトレンズは、角膜の上に直接のせて使用し、適切に使わないと角膜浸潤や角膜血管新生をはじめとする目の病気につながる可能性があるため、高度管理医療機器に指定されています。そのため、コンタクトレンズは、専門家の指導に従い正しく使用しなければなりません。

レンズの種類によって使い方や費用が異なる

コンタクトレンズは、「1日使い捨てタイプ」や「2週間交換タイプ」「長期間使用タイプ」など、さまざまな種類があります。種類によって、装用感やメンテナンス方法、費用が異なります。自分のライフスタイルや目の状態に合った種類を選ぶために、眼科で検査を受けて医師の説明を聞いてから、選択することが大切です。

コンタクトレンズの処方には眼科での受診が必要

コンタクトレンズは、使用方法を間違えると、目の病気を引き起こすことがあるため、眼科で適切な検査と医師の診察を受け、自分の目に合ったコンタクトレンズを処方してもらうことが重要です。メガネ屋やドラッグストア、インターネット通販などでもコンタクトレンズを購入することができますが、眼科で処方されたものに比べると安全性において安心感が違います。特に、目の健康状態に不安がある方は、コンタクトレンズの使用に際し、医師のアドバイスが欠かせません。

はじめての眼科受診! コンタクトレンズ処方までの流れとポイント

当院でコンタクトレンズを処方されるまでには、いくつかのステップがあります。

STEP1:予約

当院でコンタクトレンズの処方を受けていただくため、予約制を導入しております。予約方法は、電話やネットで対応しております。予約なしでも受診できますが、予約の方優先になってしまうため、できるだけ予約をしていただくことを勧めております。

STEP2:通院・問診表の記入

予約した日時に合わせ通院し、受付で手続きをして問診表を記入します。問診表には、目の症状、使用中の眼鏡の有無、アレルギーの有無などを記入します。医師が目の状態を正確に把握するために大切なことなので、できるだけ正確に記入しなければなりません。

STEP3:検査

問診表を記入し提出したあとは、目に合った度数や種類のコンタクトレンズを選ぶために、視力や目の状態を調べる検査を行います。検査は、目についての専門的な知識や検査技術を持っている視能訓練士もしくは医師が行います。コンタクトレンズの処方にために行われる主な検査としては、視力検査や、屈折検査です。検査結果をもとに、患者さんがコンタクトレンズの度数や種類を選びます。

STEP4:診察

医師が検査結果をもとに診察をして、目の異常がないか、コンタクトレンズの装用に問題がないかを確認し、目の状態についての説明をします。さらに、患者さんが選んだコンタクトレンズが眼の状態に合っているかも確認され、問題がなければ処方が確定します。コンタクトレンズや目の状態などについて少しでも気になることがあったときは、医師に相談しましょう。

STEP5:装用練習・処方箋発行

視能訓練士の指導のもと、コンタクトレンズの装用練習をします。不適切な方法で装用していると、目の病気になるリスクが高くなってしまうので、正しい装用方法をしっかり理解しましょう。装用練習後、コンタクトレンズの洗浄・保存方法、装用時間の目安、注意点、異常を感じたときの対応方法などの説明があります。その後、処方箋が発行され、コンタクトレンズを購入できるようになります。

知りたいけれど聞きにくい!コンタクトレンズ初診料の費用相場と内訳

初めてコンタクトレンズの処方を受けに眼科に通院する方は、費用がどのぐらいかかるのか不安に感じる方が多いでしょう。

眼科で受診し処方を受けてコンタクトレンズを購入するときにかかる費用は、初診料(もしくは再診料)と検査料、コンタクトレンズの購入費、ケア用品費用です。

眼科でコンタクトレンズを購入する費用目安

眼科でコンタクトレンズを3割負担で購入するときにかかる費用目安は、5,000~15,000円程度です。この費用には初診料や検査料、コンタクトレンズ代、ケア用品代も含まれています。費用に幅がある理由は、受ける検査やコンタクトレンズの種類によるものです。

保険が適用されない場合は、9,000~22,000円が目安となります。紹介した費用は、目安ですので、必ず処方を受ける眼科医院に確認するようにしましょう。

眼科受診料の費用相場と内訳

初診料や再診料、検査料は「眼科診療報酬点数表」で全国一律に定められています。初診料やコンタクトレンズを処方する際に行う主な検査の診療報酬点数と費用を以下の表にまとめました。

 検査についてはコンタクトレンズの処方時に一般的に実施される可能性が高い検査を選びました。

項目 眼科診療報酬点数 10割負担での費用 3割負担での費用
初診料 292点 2,910円 871円
再診料 77(76)点 750円 225円
視力検査 38点 380円 114円
屈折検査 31点 310円 93円
精密眼圧測定 82点 820円 246円
角膜曲率半径測定 84点 840円 252円
コンタクトレンズ検査料 50~200点 500~2,000円 150~600円

どの検査が実施されるかによって異なりますが、受診料の目安は、

初診1,480円(3割負担)

再診830円(3割負担)

となります。保険が使えず全額自己負担の場合は、5,000~6,500円が目安の費用です。

コンタクトレンズの購入費用相場

コンタクトレンズは、治療のためではなく視力の矯正のため医療機器とされているため、保険が使えません。そのため購入費用は全額自己負担となります。

コンタクトレンズの主な種類の費用相場を以下の表にまとめました。

種類 両眼1ヵ月分の費用相場 両眼1箱の費用相場
ワンデー 7,000円 3,500円
2ウィーク 3,000円 3,000円
マンスリー 2,500円 2,500円
ハードコンタクト 1,250円 30,000円

※ハードコンタクトレンズの1ヵ月の費用相場は、2年で交換する場合になります

コンタクトレンズの購入費用は、メーカーや種類によって異なりますが、使用期間が短いものほど1ヵ月あたりの費用が高くなる傾向があります。コンタクトレンズは、長期間にわたり使い続けるものであるため、目の状態と経済的負担を考慮して自分に合ったコンタクトレンズを選ぶことが大切です。

ケア用品の費用相場

ワンデー以外のコンタクトレンズは、ケアが必要です。適切に洗浄・保存をしないとトラブルを引き起こすリスクが高くなります。眼科でケア方法の説明を受け、コンタクトレンズを清潔に保ちましょう。洗浄液や保存液などのケア用品の購入費用は、1ヵ月あたり1,000~2,000円ほどかかります。

お得にコンタクトレンズを購入したい!購入費用を抑えるポイントと注意点

コンタクトレンズは、長期にわたり使い続けるものであるため、少しでも購入費用を抑えたいと思っている方は多いでしょう。そこでここでは、費用を抑えるために知っておきたいポイントと注意点を紹介します。

定期便やまとめ買いをする

多くのメーカーでは、定期便やまとめ買いをすると、1箱あたりの単価が安くなる割引がされています。特にワンデータイプは、頻繁に購入することになるため、定期便やまとめ買いを利用すれば、費用だけでなく購入の手間も軽減されるためおすすめです。

初回クーポン割引を利用する

多くの眼科医院では、初回購入者限定の割引クーポンを用意しています。初めてコンタクトレンズの処方を受ける方は、1,000~2,000円程度安くなるケースがあるため、購入時に初回クーポン割引があるか確認しましょう。

医師に相談して自分に合ったコンタクトレンズを選ぶ

目の状態やライフスタイル、使用頻度などに合ったコンタクトレンズを選ぶことが、長期的に考えると費用を抑えることにつながります。そのため、必ず医師に相談して自分に合ったコンタクトレンズを選択しましょう。

コンタクトレンズの種類によってケア用品費用が変わる

少しでも費用を抑えたい方は、ケアの有無も考慮してコンタクトレンズの種類を選ぶ必要があります。例えば、ワンデータイプは、購入価格が高い傾向がありますが、衛生的でケアの必要はありません。一方、2週間交換タイプは、購入費用は抑えられますが、毎日コンタクトレンズのケアをしなければいけないため、ケア用品の購入費用がかかります。そのため、コンタクトレンズの購入費用だけでなく、ケア用品の購入費用も考慮して種類を選ぶことが大切です。

まとめ

眼科でコンタクトレンズを処方してもらう際の初診料や流れを解説しました。眼科で受診しても保険を使えることが多いため、費用を抑えて必要な検査を受け自分の目に合ったコンタクトレンズの処方が受けられます。コンタクトレンズは長期間にわたり使い続けるものです。目の健康を守るためにも、コンタクトレンズは必ず眼科で処方を受けるようにしてください。

何かあればお気軽に神奈川座間市の武長眼科にお問合せください。

院長の写真

監修者

武長眼科 院長

武長 実(たけなが みのる)

2001年5月15日に、小田急相模原、東海大附属相模中学・高校の正門前に開業し、
眼科の一般診療(含コンタクト)を行っております。
地元の皆様の「眼の健康」をお守りするお手伝いを、と思っています。
私たちは地域の方々の健康を最優先に考え、地域医療に貢献するため日々診療を行っております。

【資格】日本眼科学会専門医

【所属学会】日本眼科学会



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