自由診療(保険適用外診療)2024.12.11 新着情報・ブログ
お子さんの眼に近視が出てきたらどうしたらよいか?
近視のお子さんに自由診療(保険適用外診療)として,ご希望の方に2つの提案をさせていただきます。
1.拡張焦点深度型コンタクトレンズを用いた近視進行抑制
2.マイオピン点眼薬を用いた近視抑制
・拡張焦点深度型(多焦点)コンタククトレンズやマイオピン点眼薬を用いて,近視進行抑制を目指していきます。
*装用指導料,検査料,診察料は全て自費診療となります
小学生高学年から始められる1Dayコタクレンズを用いた近視進行抑制
小学校高学年からどんどん身体が伸び始めたり、勉強時間等が増えることによって近視が進みやすくなります。近視が進んでしまった以上、治すことは不可能で眼鏡やコンタクトで近視を矯正していく他に予防策はありません。
当院では近視を矯正するついでに近視が進みづらくなるコンタクトを取り扱っております。それが多焦点コンタクトレンズです。
多焦点ソフトコンタクトレンズとは?
近視抑制のメカニズム近視は眼球が伸びてしまうことで生じます。身長が伸びることで眼球も伸展してしまいます。それ以外に眼の中での光の焦点の結ばれ方が、眼球の形成に影響を与えます。多焦点ソフトコンタクトレンズはレンズ中央部分で、網膜中心に光の焦点が合いますが、レンズの周辺部分に向かって加入度数を増して、網膜の手前でピントが合うように設計されています。周辺部の網膜の焦点ボケを軽減することで眼軸が伸びるのを抑え、近視進行が抑制されると考えられています。
なぜ多焦点コンタクトレンズを採用するのか
・装用時の痛みがほとんどない
・近視が強い子供も使える
・1日使い捨てなので、衛生面や管理も比較的安全。スポーツの時にも使える
・低刺激のため角膜を傷つけるリスクも少ない
・初期費用がリーズナブル
近視抑制コンタクトレンズによる検査の流れ
step1 適応検査
使用するコンタクトレンズに適応、装用が可能かを精密に検査します。
step2 カウンセリング
適応検査の結果をもとに、丁寧にご説明します。ご不安や疑問点などがありましたら、どんな些細なことでも遠慮なくお尋ねください。
step3 装用練習
自身でコンタクトレンズを付け外しできるよう練習をしていきます。所要時間は1時間を予定しております。1時間以上かかるようなら後日練習していただけます。
最初は慣れないため怖いかもしれませんが、スタッフ一同協力致しますのでご安心ください。
step4 度数調整
子供はピントを合わせる力が非常に強いため、視力検査で近視が強くでてしまうことがあります。そのため一時的に調節を麻痺させる目薬を使って、正しい近視を出してからコンタクトレンズの度数を合わせていきます。調節を麻痺させる目薬は3回、点眼します。目薬の効果がでるまで1時間かかります。目薬の効果は最大3日ほど続きます。
step5 アフターケア
普通のコンタクトレンズ同様、定期検診が必要です。治療開始の3日~1週間後、1ヶ月後、3ヶ月後にご来院いただき、それ以降は、問題なければ3ヶ月ごとにいらしていただきます。定期検診では、視力や目の状態のチェックを行います。
また、治療中に異常を感じるなどがありましたら、定期検診日を待たず、すぐにいらしてください。
費用(すべて税込価格)
初回適応検査+装用指導+コンタクトレンズ両眼→\7,500
初回適応検査料 \3,000.-
(初回診察で当治療の適応外と診断された場合\2,000.-かかります)
定期検査料 \1,000.-(初回1ヶ月目,以降3ヶ月ごと)
レンズ代 片眼1ヶ月\2,980.-,両眼1ヶ月\5,960.-(1箱32枚入り)
マイオピン 1本 \3,100.-
(一緒に使うと近視抑制効果が期待できる。就寝前1滴ずつ点眼するだけです。詳しい内容はパンフレットに記載しております。)
マイオピン(近視進行予防)コンタクトレンズはまだ使いたくない場合
マイオピンは日本でも古くから現在まで使われているアトロピンと呼ばれる点眼薬を希釈したものです。点眼することにより約60%程度の近視の進行を抑えるという点で効果が確認されている治療法の一つです。
このようなお子様におすすめです。
・軽度または中等度の近視の方。
・6歳~12歳
処方までの流れ
・視力や目の状態などを検査・診察後、処方。
・1本購入していただき、副作用を確認。
・1か月後再度受信。
・1~3か月おきの定期検診を受けていただきます。
費用(すべて税込価格)
・マイオピン0.01%:1本 \3,100.-(税込み)
・各診療費:\1,500.-(税込み)
*マイオピンの診療時は保険適応外(自費診療)となるため、保険診療と同日にマイオピンの処方はできません。
リンクhttps://www.myopine-eyelens.sg/
近視進行抑制には、多焦点コンタクトレンズとマイオピンの併用が有効とされております。