新着情報

神奈川県・座間市で初めてのコンタクトレンズ購入|眼科受診は必須?購入時の知っておきたいポイントとは?2025.10.03 ブログ

神奈川県・座間市で初めてのコンタクトレンズ購入|眼科受診は必須?購入時の知っておきたいポイントとは?

初めてコンタクトレンズを購入するなら、まずは眼科を受診することが大事です。自分では分からない目の健康状態を確認してもらいつつ、“自分にあったレンズ”を選べます。せっかくコンタクトデビューするなら、安心して使いたいですよね。

今回は、コンタクトレンズを買う前に知っておきたいポイントや、購入や装用に関する知識などを詳しく解説していきます。

初めてコンタクトレンズ購入前に知っておくべきポイント

コンタクトレンズを初めて使うとき、色々分からないことも多いはず。まずはコンタクトレンズを買う際に知っておきたい点をご紹介していきます。

コンタクトはメガネと特徴が違う

メガネもコンタクトも「視力を矯正する」という意味では同じですが、いくつかの違いがあります。

コンタクトは目のなかに小さなレンズを装用するため、メガネのような大きなフレームがありません。自分から「使っている」といわない限り人からは分からず、素顔のままです。

度数の強いメガネを使用すると人から「目が小さい」と思われるかもしれませんが、素顔のようなコンタクトレンズならそれもありません。

視力が悪くなってメガネが必要なのに、「外見的な問題が気になる」ときは、コンタクトレンズがおすすめです。

それに、日常の動作の中でメガネがズレる・落ちる、マスクや気温差が生じたときの”メガネが曇る”という現象はメガネならではのこと。コンタクトならそういった不安も不要です。

コンタクトはどのくらいの視力から必要?

「前より視力が低下してきた」「文字がぼやけて見える」「運転していると信号が見えづらい」など、メガネやコンタクトを使うか迷う方もいるのではないでしょうか。

目の見え方は人によって異なります。一概に視力だけでは断言できませんが、0.3よりも低くなると「人の顔が見えない」「ぼやけてぶつかる」と日常のなかで不便さや危険も感じるレベルです。日常的にメガネやコンタクトの使用がおすすめです。

また、視力が0.7くらいになると「黒板の字を見るために授業中だけ使う」「運転のときだけ使う」と限定的にメガネやコンタクトを使うことが望ましくなってきます。

学校がある日だけ、運転で遠出をするときだけなどのコンタクト使用ならば、使い捨てタイプのコンタクトレンズを選んでもいいかもしれませんね。

初めてのコンタクトは眼科の受診が必須

コンタクトレンズを購入できるのは、「眼科」「コンタクトレンズ販売店」「通販サイト」です。いつでも購入できる点では通販サイトが魅力的に思えるかもしれませんが、眼科受診をせずに目につけるコンタクトレンズを買うのはトラブルの原因です。

コンタクトは、高度管理医療機器に分類されています。高度管理医療機器とは、使い方を間違えると健康に深刻な影響を与える危険性があると考えられているものです。コンタクトレンズは、直接目に触れるため、サイズの違いや誤った装用方法がトラブルを引き起こすリスクを高めます。眼科では視力検査や目の状態の検査などをもとに、その人に合ったコンタクトレンズの種類や度数を判断します。さらに、目の病気がないかどうかも確認するため、自覚症状がない病気も早期発見・早期治療できることも眼科受診の大きなメリットです。

当院では、目の専門的な知識と検査技術を持っている視能訓練士が、目の検査とコンタクトレンズの装用練習を担当しています。自分に合ったコンタクトレンズを選び、適切な装用方法でコンタクトレンズを安全に使用するために、眼科での受診は欠かせません。

コンタクトを使える年齢について

最近は、小学生くらいからも視力が低下するお子様が増えてきています。昔と比べると、スマホやパソコン、タブレットなどを使い始める年齢も低いのが背景にあります。

学校でもパソコン・タブレットの授業が今や珍しくなくなり、帰宅するとテレビやゲームで遊ぶなど、日常的に目を酷使しているのが視力低下の要因となっているようです。

ふだんの暮らしのなか裸眼で支障をきたすようになれば、メガネやコンタクトレンズなどを使って視力を矯正していく必要性が出てくるでしょう。

そこで「コンタクトレンズをつけたい」という小学生のお子様もいるかもしれません。コンタクトレンズに年齢制限はないものの、「正しい装用や管理ができるか」が重要ポイントとなってきます。

目に直接つけるものであるため、衛生上の観点からも注意しないと逆に目が不健康になります。こうした理由から、コンタクトレンズは一般的には中学生くらいからの使用が理想的と考えられています。

ただし、中学生以上であってもお子様の目のために眼科医の診察により、目にあったものを正しく使うことが重要です。

使い方や管理面が不十分だと成長過程にある子供の目に大きな影響を及ぼすかもしれません。お子様それぞれの目の状態なども異なりますので、まずは眼科医への相談が大切です。

コンタクトレンズの種類と選び方

コンタクトレンズにはさまざまな種類があり、初めて購入する方は「どれを選べばいいのか分からない」という不安を感じている方が少なくありません。コンタクトレンズの種類や特性を理解すれば、自分に合った種類を見つけやすくなります。ここでは、代表的な種類と選び方のポイントを解説します。

ソフトコンタクトレンズとハードコンタクトレンズの特徴

コンタクトレンズは、ソフトコンタクトレンズとハードコンタクトレンズに大きく分類されます。目の状態や用途、好みによって選ぶことができます。

ソフトコンタクトレンズの特徴

  • 柔らかい素材でできており、初めての方でも装用感が自然で慣れやすい
  • 目にフィットしやすくズレにくいため、激しいスポーツ中にも使用しやすい
  • 素材によっては酸素供給不足になる可能性がある
  • 汚れやすいので一定期間継続して使用するタイプは毎日ケアが必要

ハードコンタクトレンズの特徴

  • 小さくて硬い素材でできており、視力矯正の精度が高い。特に乱視の矯正に優れている
  • 異物感を感じやすく慣れるまで少し時間が必要
  • 酸素を通しやすく、角膜の健康を保ちやすい
  • 2~3年間使用できるためコストパフォーマンスが高い
  • 洗浄や保存などのケアが必要

交換時期によるコンタクトレンズの種類

コンタクトレンズは交換時期によって種類が異なります。

1日使い捨てタイプの特徴

  • コンタクトレンズ不要で衛生的に使用できる
  • 比較的コストが高い

2週間使い捨てタイプ

  • 毎日ケアが必要
  • 1日使い捨てタイプに比べるとコストパフォーマンスが高い

用途によるコンタクトレンズの種類

コンタクトレンズは、視力を矯正するコンタクトレンズやおしゃれ目的で使用するコンタクトレンズなど、用途や目的によっていくつかの種類に分かれています。

  • 近視・遠視用コンタクトレンズ
  • 乱視用コンタクトレンズ
  • 遠近両用コンタクトレンズ
  • カラーコンタクトレンズ

コンタクトレンズの選び方

コンタクトレンズは、用途や生活スタイルに合わせて選ぶことが大切です。

1.ソフトコンタクトレンズかハードコンタクトレンズかの選び方

初めてコンタクトレンズを使う方は、違和感が少なく短時間で慣れやすいソフトコンタクトレンズがおすすめです。一方、ハードコンタクトレンズは、乱視の方や視力の鮮明性を重視したい方におすすめします。

2.交換期間の違うコンタクトレンズの選び方

洗浄や保存のケアを避けたいが衛生面を重視する方には、1日使い捨てタイプがおすすめです。日常的に装用し、コストパフォーマンスを重視したい方には2週間使い捨てタイプをおすすめします。

初めてコンタクトレンズを使用する方は、ソフトコンタクトレンズの1日使い捨てタイプで試してみるのがおすすめです。しかし、自分一人でコンタクトレンズの種類を選ぼうとせず、医師に相談してアドバイスをもらいながら決めればよいでしょう。

コンタクトレンズのケアについて

次はコンタクトレンズのケアについてです。コンタクトレンズは目に入れるものなので、レンズの種類ごとの正しい使い方を守ることが目のトラブルを防ぐことにつながります。

使い捨てタイプのレンズはケアがいらない?

使い捨てタイプのコンタクトレンズは”1日のみ使える”ものですが、1日以内なら何回でも使えるという意味ではありません。

たとえば、「少ししか使っていないから何日か使おう」ということはできません。

そもそも使い捨て想定のため、2日使う、3日使うなど定められた期間を超えては使えないのです。視力が悪くなることや、目に障害を引き起こすリスクもあるため注意しましょう。

使い捨てタイプのコンタクトレンズは、たとえ使用時間が短くてもいったん取り外せば再び装用できませんので新しいものに交換しましょう。

コンタクトレンズの洗浄液・保存液とは?

使い捨てではなく、「2週間タイプ」など定期的に交換するコンタクトレンズは正しく洗浄や保存をすることが大事です。

コンタクトレンズ洗浄のための”洗浄液”、次回使用時まで保存するための”保存液”などで正しくお手入れしましょう。

ソフトコンタクトレンズやハードコンタクトレンズなど「レンズの種類」によって適した洗浄液や保存液が異なります。自分のレンズに合ったものを選ぶことが重要です。

注意したいのは「保存液をきらしてしまったから”水”に入れておこう」など水道水で代用することです。水道水中に入っている微生物や菌が感染症を引き起こすリスク、塩素がレンズに負担となってしまうリスクなどがあるため注意しましょう。

また、コンタクトレンズを外す際には丁寧に手を洗い、清潔な手でお手入れするようにします。期限の切れたものは使わないようにしましょう。

コンタクトレンズの購入の流れについて

コンタクトレンズの購入の流れについて

コンタクトレンズを購入するまでの流れが分からないと不安ですよね。

受診する眼科によって多少異なる部分がありますが、コンタクトレンズのための眼科受診から購入までの一般的な流れを簡単にご説明していきます。

必要な持ち物

受診の際には、健康保険証を持参します。さらに普段メガネを使用している方は、メガネを忘れずに持参してください。度数を判断する際の参考になるだけでなく、検査後にコンタクトレンズを外した状態で帰宅する際にも役立ちます。病気で他の眼科医院に通院している方は、紹介状や検査結果、お薬手帳を持参していただくとスムーズに診察を進められます。

予約

コンタクトレンズの処方を受ける場合、まず眼科医院に予約を入れるのが一般的です。委員によって予約不要のところもありますが、初めての場合は検査や装用練習に時間がかかるため、スムーズに処方を受けるためにあらかじめ予約をしておきましょう。

当院では、電話やネットで予約を受け付けております。予約なしで受診することも可能ですが、予約の方を優先して診察することになってしまうため、待ち時間が長くなってしまう可能性もあります。そのため、できるだけ予約をしてから来院していただくことをお勧めしております。

また、当院では眼底検査・視野検査をご希望の方は、受付終了1時間前までに来院していただくようお願いしております。

問診

問診では以下のようなことを聞かれます。

  • これまでの目の病気や症状
  • 普段のメガネやコンタクトレンズの使用状況
  • アレルギーの有無
  • 服用中の薬
  • 過去の目の手術歴や外傷の有無
  • ドライアイや疲れ目の症状
  • 目に関する不安
  • コンタクトレンズを作ろうと思った理由 など

問診は、安全にコンタクトレンズを装用できるかの判断材料となり、必要に応じて適切な検査やレンズの種類を選ぶ参考となります。

目の検査

視力の検査、眼圧、角膜の屈指力の検査などを行っていきます。目の状態に合ったコンタクトレンズを作るために大切な検査です。コンタクトレンズの種類も選んでいきます。

眼科医による診察

目のなかを詳しく検査します。目の内部に炎症など異変が起きている場合、コンタクトレンズをつけることが大きな負担となることもあるためです。

コンタクトレンズの装用練習

コンタクトレンズが初めての人は、つけ外しが自分でできるか心配ですよね。当院では、コンタクトデビューの方には常勤の視能訓練士が丁寧にサポートをいたしますので安心してください。

また、ケアについての質問もお気軽にお問い合わせください。

所要時間の目安

初めてコンタクトレンズを処方してもらう場合、診察や検査、装用練習である程度時間がかかります。所要時間の目安としては1時間前後をみておくとよいでしょう。

ただし、眼科医院によって混雑状況や検査内容が異なり2時間近くかかる場合もあります。そのため、余裕を持って予約時間の前後には予定を入れないようにしておくことをおすすめします。

眼科で行われる検査と費用の目安

眼科で行われる検査と費用の目安

初めてコンタクトレンズを購入する際には、いくつかの検査が行われます。これらの検査は健康保険が適用されることもあるため、費用の目安を知るために事前に眼科医院に確認しておくと安心してコンタクトレンズの処方を受けに行けるでしょう。

コンタクトレンズの処方の際に行われる検査

初めてコンタクトレンズを購入する際に行われる検査で目に触れることもありますが、基本的に痛みはほとんどありません。主な検査内容は以下の通りです。

視力検査:裸眼視力や矯正視力を把握するために行う検査です。自分に合ったコンタクトレンズの度数を決める参考にします。

屈折検査:光の屈折具合を測定して、近視・遠視・乱視などの度数を正確に調べるための検査です。屈折検査の結果をもとに、自分に合ったコンタクトレンズの度数を処方できるようになります。

コンタクトレンズ代の目安

コンタクトレンズは、治療のためではなく視力矯正のための医療機器とされているため、健康保険は利用できず購入費用は全額自己負担となります。

コンタクトレンズ代は、種類やメーカーによって大きく異なりますが、使用期間が短いものほど1ヵ月あたりの費用は高額になる傾向があります。

コンタクトレンズの主な種類の費用の目安を以下の表にまとめました。

種類 両眼1ヵ月分の費用相場 両眼1箱の費用相場
ワンデー 7,000円 3,500円
2ウィーク 3,000円 3,000円
ハードコンタクト 1,250円 30,000円

※ハードコンタクトレンズは、2年で交換するとした場合の費用相場となります。

ケアが必要な種類のコンタクトレンズを購入する方は、ケア用品代が別途かかります。ケア用品代の費用目安は、1,000~2,000円です。

眼科医や専門スタッフから説明を受けておきたいポイント

慣れるまでは、装用時間を短めに

初めてのコンタクトレンズのつけ外しは時間がかかるでしょう。それに、目に入れる・外す動作はもちろん、つけている間も不安かもしれません。

初めはコンタクトを装用している時間を少し短めに、だんだん長くするようにした方がいいでしょう。

コンタクトレンズは他人との貸し借りはNG

目に直接入れるコンタクトレンズは、他人との共用は感染症等のリスクがあります。

コンタクトレンズは、基本的にそれぞれの目の状態に合った処方箋により買えるものです。使っていない“新しいレンズ”だとしても貸し借りは原則的にNGです。

目に異変があったら無理をしない

コンタクトレンズをつけている最中に、「目が痛い」「ぼやけて見える」「ゴロゴロ違和感がある」などの異変があったらまずはコンタクトレンズを外しましょう。無理に使い続けていると目に負担となるため注意が必要です。

初めて買う際に受診したら、あとは検査はいらない?

正しくコンタクトレンズを使えているように思っても、長く使っているうちに目の状態は少しずつ変わります。自分では大丈夫と思っても、人の肉眼では発見できない異常が起こっているケースもあります。

実は、目の障害は自覚症状があまりなく、「痛い」と気づいたら結構進行していたというケースも多いです。 初めて買う際に受診が必要なことはもちろんですが、定期的に受診して目を健やかな状態に保ちましょう。

院長の写真

監修者

武長眼科 院長

武長 実(たけなが みのる)

2001年5月15日に、小田急相模原、東海大附属相模中学・高校の正門前に開業し、
眼科の一般診療(含コンタクト)を行っております。
地元の皆様の「眼の健康」をお守りするお手伝いを、と思っています。
私たちは地域の方々の健康を最優先に考え、地域医療に貢献するため日々診療を行っております。

【資格】日本眼科学会専門医

【所属学会】日本眼科学会

pagetop

バナーPC版
ご予約はこちら お問い合わせはこちら