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初めてのコンタクトレンズ購入|眼科受診は必須?購入の流れや初めてだからこそ知っておきたいポイントとは?2024.10.21 眼の豆知識

初めてのコンタクトレンズ購入|眼科受診は必須?購入の流れや初めてだからこそ知っておきたいポイントとは?

初めてのコンタクトレンズを購入するなら、まずは眼科を受診することが大事です。自分では分からない目の健康状態を確認してもらいつつ、“自分に合ったレンズ”を選べます。せっかくコンタクトデビューするなら、安心して使いたいですよね。

今回は、初めてのコンタクトレンズを買う前に知っておきたいポイントや、購入や装用に関する知識などを詳しく解説していきます。

初めてのコンタクトレンズ購入前に知っておくべきポイント

コンタクトレンズを初めて使うとき、いろいろ分からないことも多いはず。まずはコンタクトレンズを買う際に知っておきたい点をご紹介していきます。

コンタクトはメガネと特徴が違う

メガネもコンタクトも「視力を矯正する」という意味では同じですが、いくつかの違いがあります。

コンタクトは目のなかに小さなレンズを装用するため、メガネのような大きなフレームがありません。自分から「使っている」と言わないかぎり人からは分からず、素顔のままです。

度数の強いメガネを使用すると人から「目が小さい」と思われるかもしれませんが、素顔のようなコンタクトレンズならそれもありません。

視力が悪くなってメガネが必要なのに「外見的な問題が気になる」ときは、コンタクトレンズがおすすめです。

それに、日常の動作のなかでメガネがズレる・落ちる、マスクや気温差が生じたときの“メガネが曇る”という現象はメガネならではのこと。コンタクトならそういった不安も不要です。

コンタクトはどのくらいの視力から必要?

「前よりも視力が低下してきた」「文字がぼやけて見える」「運転していると信号が見えづらい」など、メガネやコンタクトを使うか迷う方もいるのではないでしょうか。

目の見え方は人によって異なります。一概に視力だけでは断言できませんが、0.3よりも低くなると「人の顔が見えない」「ぼやけてぶつかる」と日常のなかで不便さや危険も感じるレベルです。

日常的にメガネやコンタクトの使用がおすすめです。

また、視力が0.7くらいになると「黒板の字を見るために授業中だけ使う」「運転のときだけ使う」と限定的でメガネやコンタクトを使うことが望ましくなってきます。

学校がある日だけ、運転で遠出をするときだけなどのコンタクト使用ならば、使い捨てタイプのコンタクトレンズを選んでもいいかもしれませんね。

初めてのコンタクトは眼科の受診をする

コンタクトレンズを購入できるのは、「眼科」「コンタクトレンズ販売店」「通販サイト」です。

いつでも購入ができる点では通販サイトが魅力的に思えるかもしれませんが、眼科受診をせずに目につけるコンタクトレンズを買うのはトラブルの原因です。

自分の目に合ったものを購入するなら眼科やコンタクトレンズ販売店がおすすめです。

特に、初めてのコンタクトレンズ購入の場合、目の検査やコンタクトレンズの使い方などの相談のための眼科受診は欠かせません。当院では、コンタクトデビューの人は”常勤の視能訓練士”がつけ外しに関して丁寧なサポートをしております。

コンタクトを使える年齢について

最近は、小学生くらいからも視力が低下するお子様が増えてきています。昔と比べると、スマホやパソコン、タブレットなどを使い始める年齢も低いのが背景にあります。

学校でもパソコン・タブレットの授業が今や珍しくなくなり、帰宅するとテレビやゲームで遊ぶなど、日常的に目を酷使しているのが視力低下の要因となっているようです。

ふだんの暮らしのなか裸眼で支障をきたすようになれば、メガネやコンタクトレンズなどを使って視力を矯正していく必要性が出てくるでしょう。

そこで「コンタクトレンズをつけたい」という小学生のお子様もいるかもしれません。コンタクトレンズに年齢制限はないものの、「正しい装用や管理ができるか」が重要ポイントとなってきます。

目に直接つけるものであるため、衛生上の観点からも注意しないと逆に目が不健康になります。こうした理由から、コンタクトレンズは一般的には中学生くらいからの使用が理想的と考えられています。

ただし、中学生以上であってもお子様の目のために眼科医の診察により、目にあったものを正しく使うことが重要です。

使い方や管理面が不十分だと成長過程にある子供の目に大きな影響を及ぼすかもしれません。お子様それぞれの目の状態なども異なりますので、まずは眼科医への相談が大切です。

コンタクトレンズのケアについて

次はコンタクトレンズのケアについてです。コンタクトレンズは目に入れるものなので、レンズの種類ごとの正しい使い方を守ることが目のトラブルを防ぐことにつながります。

使い捨てタイプのレンズはケアがいらない?

使い捨てタイプのコンタクトレンズは“1日のみ使える”ものですが、1日以内なら何回でも使えるという意味ではありません。

たとえば、「少ししか使っていないから何日か使おう」ということはできません。

そもそも使い捨てる想定のため、2日使う、3日使うなど定められた期間を超えては使えないのです。視力を悪くなることや、目に障害を引き起こすリスクもあるため注意しましょう。

使い捨てタイプのコンタクトレンズは、たとえ使用時間が短くてもいったん取り外せば再び装用できませんので新しいものに交換しましょう。

コンタクトレンズの洗浄液・保存液とは?

使い捨てではなく、「2週間タイプ」など定期的に交換するコンタクトレンズは正しく洗浄や保存をすることが大事です。

コンタクトレンズ洗浄のための“洗浄液”、次回使用時まで保存するための“保存液”などで正しくお手入れしましょう。

ソフトコンタクトレンズやハードコンタクトレンズなど「レンズの種類」によって適した洗浄液や保存液が異なります。自分のレンズに合ったものを選ぶことが重要です。

注意したいのは「保存液をきらしてしまったから“水”に入れておこう」など水道水で代用することです。水道水中に入っている微生物や菌が感染症を引き起こすリスク、塩素がレンズに負担となってしまうリスクなどがあるため注意しましょう。

また、コンタクトレンズを外す際には丁寧に手を洗い、清潔な手でお手入れをするようにします。期限の切れたものは使わないようにしましょう。

コンタクトレンズの購入の流れについて

コンタクトレンズを購入するまでの流れが分からないと不安ですよね。

受診する眼科によって多少異なる部分がありますが、コンタクトレンズのための眼科受診から購入までの一般的な流れを簡単にご説明していきます。

①問診

来院したらまずは問診です。目に関しての不安や異変のことや、コンタクトを作りたい理由など簡単に記載していきます。病院によっては、受診前に予約が必要なことも多いです。まずは、お電話で問い合わせましょう。

②目の検査

視力の検査、眼圧、角膜の屈指力の検査などを行っていきます。目の状態に合ったコンタクトレンズを作るために大切な検査です。コンタクトレンズの種類も選んでいきます。

③眼科医による診察

目のなかを詳しく検査します。目の内部に炎症など異変が起きている場合、コンタクトレンズをつけることが大きな負担となることもあるためです。

④コンタクトレンズの装用練習

コンタクトレンズが初めての人は、つけ外しが自分でできるか心配ですよね。当院では、コンタクトデビューの方方には常勤の視能訓練士が丁寧にサポートをいたします。

また、ケアについての質問もお気軽にお問い合わせください。

眼科医や専門スタッフから説明を受けておきたいポイント

慣れるまでは、装用時間を短めに

初めてのコンタクトレンズのつけ外しは時間がかかるでしょう。それに、目に入れる・外す動作はもちろん、つけている間も不安かもしれません。

初めはコンタクトを装用している時間を少し短めに、だんだん長くするようにした方がいいでしょう。

コンタクトレンズは他人との貸し借りはNG

目に直接入れるコンタクトレンズは、他人との共用は感染症等のリスクがあります。

コンタクトレンズは、基本的にそれぞれの目の状態に合った処方箋により買えるものです。使っていない“新しいレンズ”だとしても貸し借りは原則的にNGです。

目に異変があったら無理をしない

コンタクトレンズをつけている最中に、「目が痛い」「ぼやけて見える」「ゴロゴロ違和感がある」などの異変があったらまずはコンタクトレンズを外しましょう。無理に使い続けていると目に負担となるため注意が必要です。

初めて買う際に受診したら、あとは検査はいらない?

正しくコンタクトレンズを使えているように思っても、長く使っているうちに目の状態は少しずつ変わります。自分では大丈夫と思っても、人の肉眼では発見できない異常が起こっているケースもあります。

実は、目の障害は自覚症状があまりなく、「痛い」と気づいたら結構進行していたというケースも多いです。 初めて買う際に受診が必要なことはもちろんですが、定期的に受診して目を健やかな状態に保ちましょう。



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